日本中東学会第37回年次大会プログラム
掲載日:2021年5月8日
1日目 2021年5月15日(土)/ First Day: Saturday 15th May 2021
参加申し込み
- 要事前登録・参加無料(どなた様でもご自由にご参加いただけます)
- 公開講演会(ウェビナー)は、当日(5/15)まで登録可能です。
プログラム
司会:鳥山純子(立命館大学/大会実行委員)
開会挨拶:末近浩太(立命館大学/大会実行委員長)
- 13:05〜13:35
- 報告者(1):保坂修司(日本エネルギー経済研究所)
「9.11事件から20年:日本にとって9.11事件とは何だったのか?」
- 13:35〜14:05
- 報告者(2):横田貴之(明治大学)
「「アラブの春」から10年:中東政治と中東政治研究の現在」
- 14:05〜14:35
- 報告者(3):黒木英充(東京外国語大学)
「コロナ危機から1年、スペイン風邪から100年:COVID-19の先の中東と中東研究」
- 14:35〜14:50
- 休憩
- 14:50〜15:05
- 討論者(1):今井宏平(日本貿易振興機構アジア経済研究所)
- 15:05〜15:20
- 討論者(2):酒井啓子(千葉大学)
- 15:20〜15:50
- 全体討論
- 16:00~17:00
- 日本中東学会総会 (会員限定)
2日目 2021年5月16日(日)/ Second Day: Sunday 16th May 2021
企画セッション/個人研究発表
企画セッション 13:30~15:00
個人研究発表 9:00~10:20/10:40~12:00/15:10~16:30
懇談・休憩時間 10:20~10:35/12:00~12:15/16:30~16:45
(個人研究発表 2 名ごとに、間に懇談時間を設けております)
- 氏名の右側の( )内は所属。J は大学院生を指す。
企画セッション
13:30~15:00「文学をとおしてアラビア語を教える」
- 司会:
- 榮谷温子(慶應義塾大学)
- 発表者:
- 近藤久美子(大阪大学)「日本文学作品のアラビア語翻訳について」
オーハン・エルマス(セント・アンドルーズ大学)「Teaching Arabic through the Nights(英語による発表)」
モハンマド・ファトヒー(東京外国語大学)「リーディング教材をコミュニカ ティブに :タウフィーク・アルハキームの作品を使った授業実践」
- コメンテーター:
- ハルドゥーン・フセイン(東京外国語大学)
個人研究発表
- 発表の録音・撮影等はお控えください(事務局では記録用の録画を行います)。 研究倫理を遵守のうえ、大会にご参加ください。
- 研究発表を視聴する際は、マイクをミュートにしてください。
第1部会
- 9:00~9:40
- ハルドゥーン・フセイン(東京外国語大学)
「History of the Fatwas of Takfir since the Abbasid Caliphate and its political influence: The
Fatwas of Ibn Taymiyyah as an example」
- 9:40~10:20
- 堀井聡江(桜美林大学)
「効果判決と有効判決―イスラーム訴訟法における既判力」
- 10:40~11:20
- 篠田知暁(東京外国語大学)
「サード朝期グマーラ地方の「駆け落ち騒動」から見る山村の法学者」
- 11:20~12:00
- 平寛多朗(日本学術振興会)
「チュニジアの中等学校におけるアラビア語教育」
- 15:10~15:50
- ヘバタッラー・オマル(名古屋大学 J)
「アラブの語り物をめぐる考察―ジェンダーの向こうで」
第2部会
- 9:00~9:40
- モハンマド・ファトヒー(東京外国語大学)
「Zoom 及び G Suite を用いたアラビア語のオンライン授業の取り組み」
- 9:40~10:20
- 竹田敏之(京都大学)
「現代アラビア語における「標準」とは何か:クルアーン読誦流派の影響とその実証的考察」
- 10:40~11:20
- アルモーメン・アブドーラ (東海大学)
「日ア語によるテクスト翻訳に見る異文化伝達とそのアプローチ」
- 11:20~12:00
- 村上武則(京都大学 J)
「クルド語の定義とその操作」
- 15:10~15:50
- 岡崎英樹(四天王寺大学)
「10世紀のアラブ文法学における5分類」
- 15:50~16:30
- 榮谷温子(慶應義塾大学)
「アラビア語エジプト方言の従属節におけるテンス・アスペクト」
第3部会
- 9:00~9:40
- 白谷望(愛知県立大学)
「モロッコにおける分断的な政治領域の形成と再生産」
- 9:40~10:20
- 木戸皓平(東京外国語大学 J)
「外部介入を招く外交のコンシステンシーとインコシステンシー:2000年以降のシリアを事例に」
- 10:40~11:20
- ケイワン・アブドリ(神奈川大学)
「イスラーム革命防衛隊」とイラン経済:「経済アクターである軍隊」の一事例」
- 11:20~12:00
- 徳永佳晃(東京大学 J)
「イランにおける議会政治の再始動:第1次ガヴァーム内閣(1921–1922)の財政改革」
- 15:10~15:50
- 鈴木慶孝(大阪経済法科大学)
「トルコの移民難民統合に関する批判的一考察:国民社会との「調和(Uyum)」をめぐる問いから」
- 15:50~16:30
- 小林和香子(独立研究者)
「イスラエル人女性による平和運動「Women Wage Peace」の挑戦」
第4部会
- 9:00~9:40
- 濱田聖子(東京大学)
「9世紀における著書執筆の諸相:ジャーヒズを例として」
- 9:40~10:20
- 辻大地(九州大学 J)
「アッバース朝期イスラーム社会における「異性装」
- 10:40~11:20
- 成地草太(明治大学 J)
「オスマン帝国におけるチェルケス人難民と地方住民との衝突:1860年代後半のラズィスタン県知事文書にみるバトゥミ郡の事例」
- 11:20~12:00
- 矢本彩(明治大学 J)
「オスマン帝国における1909年「3月31日事件」および『火山』紙の政治的側面」
- 15:10~15:50
- 田中雅人(東京大学 J)
「レバノン山地特別県のムスタファー・アルスラーンとその一族:19世紀後半から20世紀初頭のドルーズ派有力者とオスマン朝」
- 15:50~16:30
- 坂田舜(九州大学 J)
「オスマン帝国末期における諸民族女性観に関する考察」
第5部会
- 9:00~9:40
- 外山健二(山口大学)
「ホイットマンとスーフィズム」
- 9:40~10:20
- 本間流星(京都大学J)
「植民地期南アジアにおけるスーフィズム思想:アシュラフ・アリー・ターナヴィーの存在一性論とイブン・アラビー擁護の論理」
- 10:40~11:20
- 福永浩一(上智大学)
「イスラーム中道派思想家によるスーフィズム解釈」
- 11:20~12:00
- 早川英明(東京大学 J)
「レバノンの共産主義者たちはキリスト教徒をどのように表象したか」
- 15:10~15:50
- 渡邊文佳(早稲田大学 J)
「アッラール・アル=ファースィーのマシュリク講演にみるモロッコ・ナショナリズムの主張」
- 15:50~16:30
- 岡﨑弘樹(日本学術振興会)
「シリアの作家は暴力とレイシズムの「反復」をいかに理解したのか?」
第6部会
- 9:00~9:40
- 幸加木文(千葉大学)
「トルコの人権問題に関する議論の批判的検討」
- 9:40~10:20
- 小山友(千葉大学 J)
「オランダの親トルコ政党に対する再評価:2021年3月の下院議会選挙における動向と選挙結果を中心に」
- 10:40~11:20
- 小島宏(早稲田大学)
「ベルギーのムスリム若者における宗教実践と初婚タイミング」
- 11:20~12:00
- 望月葵(京都大学 J)
「ヨーロッパにおけるシリア難民の社会的包摂:帰属とシティズンシップをめぐって」
- 15:10~15:50
- 李眞惠(イ・ジンヘ)(日本学術振興会)
「中央アジアにおける多民族共存とエスニックマイノリティ:カザフスタンの高麗人(コリョ・サラム)を事例に」
- 15:50~16:30
- 桐原翠(日本学術振興会)
「ハラール産業研究の視座と射程:イスラーム経済・イスラーム法・食の多文化共生」