日本中東学会
Japan Association for Middle East Studies
ニューズレター第88号
No.88
3/15 2002
目 次
- 日本中東学会第18回年次大会プログラム
- 第4回理事会報告
- 第5回公開講演会「21世紀のイスラーム」報告
- ajames第17号について
- シンポジウム「『アジア』とは何か」
- 社会科学研究評議会会議報告
- 「イスラーム地域研究」刊行物の頒布
- 第14回「食文化研究助成」の公募案内
- 寄贈図書
第18回年次大会プログラム
2002年5月11~12日(土~日)
於 東京大学本郷キャンパス
- <プログラム>
- 第1日 5月11日(土) 会場はすべて山上会館になります。
- ●13:00~ 公開シンポジウム:日本の中のムスリム社会(2階・大会議室)
- 司会 大塚和夫(東京都立大学)、山岸智子(明治大学)
- 報告者 井上あえか(東京大学)、桜井啓子(学習院女子大学)、内藤正典(一橋大学) 順不同・50音順
●16:30~ 日本中東学会総会 (2階・大会議室)
- ●17:30~ 懇親会 (地下食堂)
- 会費:5000円
- 会費は、当日お支払いください。
- 第2日 5月12日(日) 各部会に分かれての研究発表が行われます。
- ●9:30~ 受付開始 (総合受付:法文2号館アーケード内)
- ・ 総合受付にて参加費(1000円)と引き換えに、各発表者から提出された要旨をまとめたパンフレットをお渡しいたします。
- ・ 発表題目は変更される場合があります。
●17:00 受付終了
◆第1部会(法文2号館・1番大教室) Section-1, Room: Hall-1
- 10:00~10:40 鈴木瑛子:お茶の水大学・院
- トルコ地震後のあるNGOにおける住民参画による被災者支援活動:開発とジェンダー視点から
- 10:45~11:25 松沢祐子:東北大学・院
- バングラデシュの家族計画
- 11:30~12:10 小島宏:国立社会保障・人口問題研究所
- 中東諸国における血族結婚の比較分析
12:10~12:40 intermission
- 12:40~13:20 阿久津正幸:慶應義塾大学・院
- マドラサ教授の学習履歴:中世イスラム社会の公的教育の特質に関する歴史学的調査
- 13:25~14:05 Yasumasa KURODA: Univ. of Hawaii, and Tatsuo SUZUKI : The Institute of Statistical Mathematics
- Americans, Arabs, Europeans and Japanese in Humanity Perspective
- 14:10~14:50 三尾真琴:中部大学・非常勤講師
- ディアスポラと民族教育:レバノン・シリア・イランにおけるアルメニアコミュニティの比較から
14:50~15:05 intermission
- 15:05~15:45 吉村 作治:早稲田大学、長谷川 奏:早稲田大学
- カイロ周辺地域における歴史的文化財の保存問題
- 15:50~16:30 吉田世津子:四国学院大学
- 北クルグズスタン(キルギス)一村落のイスラーム祭日にみる「伝統」と「変化」:K村の現地報告から
- 16:35~17:15 佐藤泉:東洋学園大学
- ハルピンユダヤ人コミュニティにおける日本占領体験
◆第2部会(法文1号館・112教室) Session-2, Room 112
- 10:00~10:40 Dr. Mahdi Asad:Birzeit University
- Morphological Ambiguity in Arabic Language: Causes, Samples, and Interpretation
- 10:45~11:25 Dr. Salih M. Samarrai :Islamic Center - Japan
- Islam in Japan : a Historical Perspective
- 11:30~12:10 中道静香:大阪大学・院
- カイロ方言における受動文の諸特徴
12:10~12:40 intermission
- 12:40~13:20 Touhami ABDOULI: JSPS Research Fellow
- Abraham in the Arab-Islamic Culture
- 13:25~14:05 松本奈穂子:お茶の水女子大学・院
- トルコ共和国におけるナショナル・アイデンティティの構築:民族舞踊活動を通じて
- 14:10~14:50 Kumiko MORITAKA:Osaka Univ. of Foreign Studies(森高久美子:大阪外国語大学)
- 'Ibn 'al-Muqaffa' and his thoughts on the rulers
14:50~15:05 intermission
- 15:05~15:45 沼田 敦:大阪外国語大学・非常勤講師
- イブン・シーナーに於ける「本質そのもの」と「構成要素」の関係
- 15:50~16:30 飯山陽:東京大学・院
- 後世におけるイスラーム実定法規定の発展:マーリク派の事例から
- 16:35~17:15 堀井聡江:東京外国語大学・非常勤講師
- イスラーム法学書にみる裁判慣行と訴訟の手引き:9-12世紀のハナフィー派の学説から
◆第3部会(法文1号館・113教室) Session-3, Room 113
- 12:40~13:20 前田弘毅:東京大学・院
- アッバース一世期の「ゴラーム」集団形成について:新史料『アフザル・アル・タヴァーリーフ』第3巻の記述から
- 13:25~14:05 後藤 裕加子:関西学院大学
- サファヴィー朝の地方行政:ギーラーンの場合
- 14:10~14:50 守川知子:京都大学・院
- ガージャール朝期のアタバート参詣
14:50~15:05 intermission
- 15:05~15:45 中村覚:日本学術振興会
- サウディアラビアの政治構造と支配階層の史的変動:「停滞する部族政治」か、「定着民や都市を中核とした国家形成」か
- 15:50~16:30 岩崎葉子:アジア経済研究所
- 現代テヘランの商業集積
- 16:35~17:15 鈴木均:アジア経済研究所
- ルースター・シャフル:革命イランにおける農村部小都市の形成
◆第4部会(法文1号館・215教室) Session-4, Room:215
- 10:00~10:40 発表者なし
- 10:45~11:25 五十嵐大介:中央大学・院
- マムルーク朝後期における財政制度の展開
- 11:30~12:10 松田俊道:中央大学
- マムルーク朝とエルサレムのフランシスコ派修道士:サフユーン修道院文書に依拠して
12:10~12:40 intermission
- 12:40~13:20 Cho, Hee Sun:Myongji University
- Islamic Civilization and Identity of Muslim Women with a focus on Egyptian Women
- 13:25~14:05 子島 進:京都大学
- 現代イスマーイール派の新展開―社会開発と宗教思想
- 14:10~14:50 鈴木恵美:東京大学・院
- ムバーラク期における行政・立法関係-立法過程を中心に
14:50~15:05 intermission
- 15:05~15:45 横田貴之:京都大学・院
- 組織発展期におけるエジプトのムスリム同胞団:資源動員論の視点から
- 15:50~16:30 勝沼聡:東京大学・院
- 1919年革命期のアレクサンドリアにおける都市騒乱
- 16:35~17:15 松本弘:日本国際問題研究所
- ファハミーとシドキー:エジプト立憲君主制の理想と現実
◆第5部会(法文1号館・219教室) Session-5, Room 219
- 10:00~10:40 発表者なし
- 10:45~11:25 Byoung Joo Hah:Pusan University of Foreign Studies
- "The Koean Policy toward the Middle East in Changing World Order"
- 11:30~12:10 加藤淳平:常磐大学
- 西アジアとアラブ諸国に対する日本の外交:スエズ戦争からイラン・イラク戦争まで
12:10~12:40 intermission
- 12:40~13:20 大月美恵子:桐朋学園大学短期大学部非常勤講師
- トルコにおける金融危機の背景とメカニズム
- 13:25~14:05 藤森浩樹:(株)三井物産戦略研究所
- 危機後のトルコとアルゼンチン経済比較
- 14:10~14:50 吉田敦:明治大学・院
- 北アフリカ諸国の経済開放政策とその諸課題
14:50~15:05 intermission
- 15:05~15:45 Michael Penn:The Univ. of Kitakyushu
- Japanese Pan-Asianism at the Time of the Ertugrul Mission
- 15:50~16:30 宮岡孝尚:上智大学・院
- 第二次世界大戦期のトルコ民族主義とヒュセイン・ヒュスニュ・エミル・エルキレット
- 16:35~17:15 高堀英樹:中央大学・院
- 16世紀オスマン朝の多島海州
2001年度第4回理事会報告
1月18日に01年度第4回理事会が開催され、『日本中東学会年報』(AJAMES)の将来 計画について検討し、03年度より、同誌を年2回(2分冊)編集・刊行するなどの方 針を決定しました。4月に再度理事会を開催して具体案を詰めたうえで、5月の総会 で提案されます。これについて、ご意見やご提案がありましたら、事務局、理事、編 集委員にご連絡ください。
◆ 日時 2002年1月18日(土)18:00-22:00
◆ 出席 全理事
◆ 議題
1. 事務局報告
平成14年度文部科学省科学研究費補助金研究成果公開促進費のうち、学術定期刊行物
(AJAMES)と公開講演会(「共存のイスラーム」)を申請。また、WOCMESでのパネル
の組織にむけて、国際交流基金日欧会議助成に「イスラームにおける聖者と教団の比 較研究」(事業責任者羽田正理事、パネル担当東長靖会員)を申請した。
2. 加藤会長から、1月にヨルダンで開催されたSSRC会議に出席し、日本の中東研 究についての調査活動を依頼されたことが報告され、学会としても、必要に応じて協 力することを確認した。(詳しくは、社会科学研究評議会会議報告を参照)
3. AJAMESについて
担当理事(大塚、小松)が作成した「見直しのための問題点整理」をもとに討議した。a. 発行回数 2003年度より、年2回、2分冊とする。形態としては、現行どおり (投稿原稿を中心とする)、日本語と外国語の2冊にわける、通常号と特集号、などの案がありうる。02年度は、移行期間として2冊を刊行するが、01年度と同じく別冊形式とするかなど、編集方法については、再度討議する。2分冊化に伴い、現在の装丁をより軽快なものに改めることとし、その試作デザインが提示され、承認された。なお、2分冊化に伴う郵送経費の上昇については、第4種学術刊行物の申請を行っており、これが認可されれば、現行と同程度の経費で賄える見込みである。
b. 編集委員会の組織と運営 現在は、編集委員会内部で委員および委員長を選出し、理事会で承認する方式をとっているが、編集委員の荷が重すぎるとの声があり、03年度から、委員長を理事会が選任する方式に改める。委員の選出方法、人数、任 務、理事の兼任等については、次回理事会で討議する。
c. 審査制度 他学会の審査規定なども参考にし、規定を整備する。
d. その他 投稿資格、研究会情報、国際化(外国語率の上昇)のための方策などについても議論された。
AJAMES第17号刊行間近
本誌と別冊「日本における中東・イスラーム研究」が同時に刊行されます。本誌 は、論文8本(うち英語4本、総投稿数13)、研究動向1本(投稿数2)が審査を通 過し、掲載されます。別冊は、日本の中東・イスラーム研究の動向を1冊にまとめた もので、すべて英文で寄稿されています。4月上旬にはお手元に郵送されますので、 ご期待ください。
※このニューズレター88号のWWWバージョンを公開した現在では、既にAJAMES第17号は刊行され、会員の皆様に発送を開始しております。発送についてのお問い合わせは、日本中東学会事務局(TEL & FAX :03-5978-5184、Eメール: james@cc.ocha.ac.jp)までお願いします。また、次号(AJAMES第18号)については、現在、原稿を募集しております。詳しくは、こちらのページをご覧ください。(02.6.8)
シンポジウム「『アジア』とは何か」
林 佳世子(東京外国語大学)
さる2001年11月17日、大正大学において、日本学術会議東洋学研究連絡委員会の主催により、「『アジア』とは何か」と題するシンポジウムが開催されました。日本中東学会は、他の29の学会・協会とともに東洋学研究連絡委員会を構成しており、パネラーの一人として会員の羽田正氏が報告をされました。
シンポジウムの目的は、さまざまに定義される「アジア」を、ひとつの研究対象とすることの意味を問い直すことにあり、従来の「東洋学」、ないしは「アジア学」という学術の枠組みへの疑問や提言が積極的になされました。報告者は弥永信美氏「アジアは(どのような意味で)存在するか」、羽田正氏「東洋学とアジア研究」、白石隆氏「東アジア地域秩序をどう考えるか」、渡辺浩氏「日本はインドか」、さらにディスカッサントとして、長崎暢子氏と小森陽一氏が加わりました。シンポジウムの報告は、「東洋学研連ニューズ」の記事としてまもなく日本学術会議のホームページ(http://www.scj.go.jp/) に掲載予定ですので、どうぞご覧ください。
社会科学研究評議会 (Social Science Research Council) 会議に参加して
加藤 博(一橋大学)
社会科学研究評議会(略称SSRC)は、社会科学の振興を目的に、1923年、アメリカ合衆国(本部はニューヨーク)に設立された、非利益、非政府系の独立団体である。その当初はアメリカ合衆国の若い社会科学者を援助してきたが、近年はその援助の対象を世界各国に広げつつある。そのSSRCが、2001年9月11日の「同時多発テロ」を契機に、「中東・北アフリカ」プログラムを立ち上げ、中東・イスラーム世界研究の組織化に動き出した。その一環として、日本から、佐藤次高氏(東京大学教授)がプロジェクト・アドヴァイザーの一人として迎え入れられた。氏が研究代表となった「イスラーム地域研究プロジェクト」(1997-2002年)の成果が評価されてのことである。 2002年の1月4日から13日にかけて、このSSRC「中東・北アフリカ」プログラムがヨルダンのアンマンにおいて大会を開催した。そして、この大会の一環として、7日と8日の両日、"The State of Middle East Studies: Towards a GlobalPerspective"と題されたミーティングが持たれた。その趣旨は、中東研究にとって重要と思われるフランス、ロシア、日本の三カ国の研究者を招いて、それぞれの国の中東研究の現状と今後の課題を聞くとともに、意見交換をするなかで、北米中東学会(MESA)が行ったと近似のフォーマットで、中東研究者・研究機関に対して中東研究に関するアンケート調査を実施できないかその可能性を探ることであった。
このことからわかるように、このミーティングの目的は、一言で言って、中東研究のグローバリゼーションを図ろうということである。その意味において、招待されたフランス、ロシア、日本の参加国の組み合わせは絶妙であった。中東研究の長い歴史を持ち、アメリカ主導の中東研究には一家言を持つフランス、東洋学の伝統をもちながら、旧ソ連邦崩壊によって、一から中東研究をはじめなければならないロシア、中東から遠く離れているにもかかわらず、イスラーム地域研究に多額の金を使っている日本、という組み合わせだからである。私は、このミーティングに日本代表?として参加した。
議論は、当然予想されるように、中東研究の、それもアメリカ合衆国主導のグローバル化は可能であるか、あるいはそもそも必要であるかをめぐって展開した。さまざまな意見がぶつかり合ったが、結論として、参加三カ国において、できる限りの統一的なフォーマットでアンケート調査を実施して、世界の中東研究関係の情報を共有しようということになった。 帰国後、日本中東学会の理事会でこのミーティングの話をし、理事会としてアンケート調査に協力してくれるよう要請した。答えは、アンマンのミーティングへの私の参加はあくまでも個人としてのものであるが、世界の中東研究のグローバル化の一環として企画されたアンケート調査には協力せエるを得ないであろうというものであった。そこで、現在、一部の学会員の協力を得て、アンケート項目の選定、アンケート対象機関・人物の特定を急いでいる。おそらく、学会の年次大会が開催される5月には、アンケート調査が実施されるものと思われる。その際には、ぜひご協力いただきたい、とこの場を借りて、学会員の皆様にお願い申し上げる次第です。
「イスラーム地域研究」刊行物の頒布
文部科学省科学研究費補助金学術創成研究「イスラーム地域研究」が5年間の活動を終えて、3月に幕を閉じます。同プロジェクトには、いくつかのシリーズの刊行物がありますが、これらの頒布を希望する会員は、下記の事務局に、希望の刊行物と郵送先を連絡すれば、残部があるものについて無料配布を受けられます。申込みの締め切りは3月末日です。
【申込先】
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学文学部アネックス
「イスラーム地域研究」総括班事務局
TEL:03-5841-2687, FAX:03-5841-2686
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/IAS/
電子メールi-office@l.u-tokyo.ac.jp
- Working Paper Series
- ◆ No.1 R. Stephen Humphreys, 1998, Tradition and Innovation in the Studyof Islamic History: The Evolution of North American Scholarship Since 1960,1998.
- ◆ No.2 R. Stephen Humphreys, Towards a History of Aleppo and Damascus inthe Early Middle Ages, 635-1260 C.E. , 1998.
- ◆ No.3 YANAGIHASHI Hiroyuki, Islamic Law and the State, 1998.
- ◆ No.4 MIURA Toru and HEMMI Yukiko, Report on the Present Condition of theOriginal Sources of the Islamic Area Found in Japanese Institutions, 1998.
- ◆ No.5 Abdeljelil Temimi, Probl_matiques et d_veloppement de la recherchehistorique dans le monde arabe: _tudes ottomanes et moriscologie, 1998.
- ◆ No.6 MATSUMOTO Kotaro, Economic Development Among the Hui of Yunnan, 1998.
- ◆ No.7 St_phane A. Dudoignon, Communal Solidarity and Social Conflicts inLate 20th-Century Central Asia: The Case of the Tajik Civil War, 1998.
- ◆ No.8 TAKAHASHI Kazuo, U.S.-Japan Relationship Over the Persian Gulf, 1998.
- ◆ No.9 Kim Jeong-A, Al-Bukhal±', Satire by al-J±_i√, 1998.
- ◆ No.10 Kim Jeong-A,_A Study of al-Bukhal±'(Arabic) , 1998.
- ◆ No.11 IWASAKI Ichiro, The Initial Phase of Transition of Russo-CentralAsian Economic Relations: An Institutional Approach, 1999.
- ◆ No.12 Haydar Ibrahim Ali, Civil Society and Democratization in ArabCountries with Special Reference to the Sudan,1999.
- ◆ No.13 Martin van Bruinessen, The Kurds and Islam, 1999.
- ◆ No.14 Martin van Bruinessen, The Kurds in Movement: Migrations,Mobilisations, Communications, and the Globalisation of the KurdishQuestion, 1999.
- ◆ No.15 Rafis Abazov, Central Asian Conflicting Legacy and Ethnic Policies:Revisiting a Crises-Zone of the Former USSR, 1999.
- ◆ No.16 MIYAJI Kazuo, Middle East Studies in Japan, 1999.
- ◆ No.17 OKABE Atsuyuki and MASUYAMA Atsushi, A Method for Qualitative TrendCurve Analysis and Its Application to Land Cover Change in Persian GulfArea, 1999.
- ◆ No.18 Azzam Tamimi, Islam and Democracy: Jordan and the MuslimBrotherhood, 2000.
- ◆ No.19 Christoph Werner, What is a Mujtahid? Functions and Stratificationof Tabrizi 'Ulama in the Early Qajar Period, 2000.
- ◆ No.20 Mu_ammad (tm)abr_ al-D±l_, The Z±wiya and Egyptian Society in the16th Century: A Case Study of Z±wiya al-Sha'r±n_ (Arabic) , 2000.
- ◆ No.21 Stefka Parveva, The Sofia Oriental Archives: History, Structure andOrganisation, Catalogues, and Publication of Documents, 2001.
- ◆ No.22 Mu_ammad (tm)abr_ al-D±l_, Shaykhs and the Ottoman Occupation ofEgypt (Arabic)
- ◆ No.23 NEJIMA Susumu, Pir, Waiz and Imam:Transformation of Socio-ReligiousLeadership Among the Ismailis in the Northern Pakistan, 2001.
- ◆ No.24 Bert Fragner, Oriental Studies, Middle Eastern and Islamic Studiesin Germany, 2001. (以下は本年度の刊行予定です)
- ◆ No.25 Jean Calmard, French Presence and Influence in Persia
- ◆ No.26 Abderrahmane Lakhsassi, Ziyara to a Pilgrimage Center in Morocco:The Case of Sidi Hmad u-Musa
- ◆ No.27 AKAHORI Masayuki, Ziyara and Saint Veneration among the Bedouins inthe Western Desert of Egypt
- ◆ No.28 SAWAE Fumiko, The Reorientation of the Islamists in Turkey: AnAnalysis of 'pro-Islamic Journals' in the 1990s
- ◆ No.29 M.Niyazova, Kubachi Silversmiths in Late Medieval Bukhara
- ◆ No.30 YAMAGISHI Tomoko & MORITA Toyoko, Iranians' Experience of Japan: A Tentative Analysis of their Narratives
- ◆ No.31 Stefan Ch. H. Leder, Spoken Word and Written Text. Meaning and Social Significance of the Institution ofRiwaya
- ◆ No.32 MIURA Toru, Area Studies as a Third Path between Humanities andSocial Science
- Newsletter
- ◆ 『イスラーム地域研究ニューズレター』, No. 1-5, 1997-2001
- ◆ Islamic Area Studies Newsletter, No. 1-5, 1997-2001
- Proceedings Series
- ◆ No.1 『いま、なぜ市民社会なのか:現代イスラーム世界における民主化の再検討』1999.
- ◆ No.2 KISAICHI Masatoshi ed., Democratisation and Popular Movements inthe Islamic World, 2000.
- ◆ No.3 MIURA Toru ed., Ownership, Contracts and Markets in China,Southeast Asia and the Middle East: The Potentials of Comparative Study,2001.
- Other Publications
- ◆ 『イスラーム地域研究 活動の記録』 平成9-13年度, 1998-2002.
- Islamic Area Studies Series
(以下は有料頒布になりますが、Kegan Paul International社のHP(http://www.keganpaul.com/)から購入申込できます) - ◆ Vol.1 MIURA Toru and John Edward PHILIPS, eds. Slave Elites in the Middle East and Africa: A Comparative Study, London,March 2000.
- ◆ Vol.2 YANAGIHASHI Hiroyuki, ed. The Concept of Territory in Islamic Law and Thought, London, September 2000.
- ◆ Vol.3 St_phane A. DUDOIGNON and KOMATSU Hisao eds. Islam in Politics in Russia and Central Asia (Early Eighteenth to LateTwentieth Centuries), London, September 2001. (以下、続刊)
- ◆ Vol.4 HAYASHI Kayoko and Mahir AYDIN, eds. The Ottoman State and Local Societies in Change
- ◆ Vol.5 KUROKI Hidemitsu, ed. The Influence of Human Mobility
- ◆ Vol.6 KOSUGI Yasushi, ed. The "Manar" Journal and the "Manar" School
寄贈図書
- 【レポート・報告書】
- ◆ 酒井啓子編『「テロ」と「戦争」のもたらしたもの―中東からアフガニスタン、東南アジアへ―』(アジア経済研究所トピックリポートNo.45)
- 【逐次刊行物】
- ◆ al-Ba_rayn al-Thaq±fa, vol. 30, Ba_rayn, 2001.
- ◆ al-Mu'arrikh al-'Arab_, vol. 59, Baghd±d, 2000.
- ◆ Bulletin of the School of Oriental and African Studies, Vol. 64, Part 3, 2001.
事務局では、国内・国外の研究集会の案内や参加報告など、ニューズレターの原稿を 募集しています。ご寄稿くださる場合は、電子メールまたは郵送にて、学会事務局宛 にお送りください。電子ファイルを添付していただけると、編集が効率的にできま す。また、学会メールニュース、ホームページへのご寄稿がありましたら、同じく事 務局宛にお送りください。事務局より
- 事務局を、フジテクノから引き継いでから、あっという間に一年がすぎ、任期の 折り返し地点にきました。
- 今年度、新事務局になってから、新入会員28名が加わりましたが、退会された方 が11名がおられ、3月10日現在の会員数は589名です。600名の大台まであと一息で す。
- 今年は、9月の中東学会世界大会(WOCMES)とアジア中東学会連合(AFMA)の中 国大会(6月ころ開催)が予定されています。
日本中東学会事務局
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